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    とやら、とやら、そこにいるのはわたしではない、と

     はじめに、申しあげましょう。
     反町織葉があんなこと言うとは思ってなかったんです。時制をおかしくしたり、変な丁寧語にして、人間っぽくなさをだそうとは思いましたが、ここまで「とやら」を活かしてくるとは思っていませんでした。
     天気予報を語るように。
    「ふるくは生きていましたね。昔は神とも崇められたでしょう。片桐紫苑くんとやらのような人に呼ばれた覚えもかすかにあります。しかしとりあえず今は反町織葉とやらをやっているのですよ」
     いや本当に、ししょーのご同類過ぎる。
     ここにはないものとして、じつに織葉らしい、喋りだったのだなぁ、などと筆の滑りに感嘆している白沢さんです。書き終わってからもしかして滑った、と思ったものほど、なぜかよろしくなってしまうことってありますよね。出した直後に間違えたと思いこんだテストの答案。落ちたと思った面接の受験番号。
     中学時代の先生が、このようなことをおっしゃっていました。
    「満点を取れるときは、一度も引っかからず、気がついたら解き終わっているときだ」と。
     できたという手応えがあるときも満点とれたりするものなんでしょうけれど。思考を淀ませず総てを終わらせたとき、そこに意識の到達できない何かを見ることになるのでしょう。
     ま、先生はそうなれるほどに知っている、覚えている――事前の努力というのを暗に含めたのかも知れませんが。

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