忍者ブログ
07
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 管理画面

    [PR]

    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    かったんかったん

     未開の地だと言っていたのは誰だったか。
     ほとんど言葉の通じないその国の民は木を組み合わせた家に住んでいる。地面から階段を二段上がって入り口へ、そこからさらに腰ほどに高い位置が床だと言った。
    「まれびととはもの珍しい。いましめの雪中をよう参られた。されどされど、お前の話は無為になろうよ。ひとりは微笑み返そうぞ。しかれどみなは頷くまいて。頷けぬのが我らの性質よ」
     暖のためだからとこだわりなくくべた枝がバチンとはぜる。裂目から漂う甘い香りを手にした羊皮紙で叩き落とした。
     鳥の肩の上でふわふわとした毛がはねている。自分とほとんど同じ色をまとう彼は、紫の目を眇めて火箸を置いた。
    「何ぞ」
    「鳥どの。そういうことであろうとどうでもよろしいのです。ティンダル老の夢に近づくための行動ゆえ」
     てめえらの都合なんざ関係ないぜと言いたいのである。配慮ぐらいはしよう。けれど、考慮のあまり遠慮していては広まるものも広がってくれない。

     ギルベリアは広がらねばならない。広まらなければならない。無駄であろうと経堂を建てよう。教会を建てよう。机を並べ、蝋燭を灯し、黄銅の鍵を開け放って。
    「雨夜だろう、なれど香りがたなびくこともあるので」

    拍手

    PR

    あんさー

     こたえ。拡大すると解りやすいかも。

    拍手

    これ

    携帯でとったらとても面白かったのでご紹介。


    これ、なんの画像でしょう?



    拍手

    あかいきつねとみどりのたぬき

     多分、陽羅の響いより。



    …………………………

    【春にはみどりのひとみのオバケがいる】

    「それで、その――王子先輩?」
     紙袋を手渡しながら、管の端が薄茶色くなってきた蛍光灯に積もったほこりから言葉を探すようにして、彼女は目を泳がせた。
    「何か」
     あまり嬉しくないお呼びなど、早々に退散したかった。鼻のあたりの違和感も手伝って、常より声が低くなる。ああ、これでは、声音で男と思われてもしかたなかった。部活でもしていない限りは用のない校舎は閑散としていて、だれも彼女を止めてくれそうになかった。
    「鳴海先輩の、先輩の……」
     福王寺を連れ出してくれるだろう人はどうやら渦中の人物らしい。これは来てくれた方が面倒になるな、と廊下の隅にたまった砂埃に目を落とした。気を配らず、丸く掃かれた軌跡が残っている。
    「君、あれに本気でむかうつもりか」
     つわものが残っていたのだな、と純粋に感嘆して、改めて眼前の少女の胸元を見た。一学年下の、最高学年生の色のタイを締めている。否、一昨昨日までの最高学年生のカーネリアンである。他校ならば微妙な位置の彼女は、当たり前のように二階にいる。歩いているうちにずれたのか、やわらかくなった上履きの先端で床を打った。
     中高一貫の弊害だ。まったくこの区切りの季節に新鮮みがなくなるのである。ただ少しクラスが変わるだけで、好意の在処や向け方にまで変化を生じさせない。
    「だって、それは、先輩が」
    「君、これは僕から渡した方がいいのか」
    「渡してください。そのプレゼントは先輩から。わたしは――わたしは」
     別のものを自分で私に行くという心づもりで、少女は人気のない廊下を走っていく。
     昨日街で見かけた軽い素材のコートのような淡い青の袋に小さなリボンが銀色のシールで止められている。秘めた色は極めてヤツが嫌っているものを思い起こさせる。
     曇り空の日曜日に生まれたのが悔しくて、春の薄い空の色を好むという。生まれてはじめてみた空は、この袋のや今日の空だったろうに、そんな言葉を平気で吐く。
     視線を投げた校庭から、彼の笑う声が聞こえてきた。昨日の雲はどこかに去り、乾いた小さな石粒が運動靴のゴムの隙間に挟まって絶妙の配置だったかしたらしい。笑声は彼が連れ出されるまで止むことがなく、ひらひらひらひら舞う光が紡ぐ布のようだった。
     黄色い砂やいきものの未来を運ぶ風が作る紗布の先で、一度だけ声が止んだが、すぐに別の聞き慣れた声と拍手の音が届いて来た。
     それが何なのかが解っていたから、頬を赤くしていた彼女に伝えなかった言葉を呟いてみる。
    「無理だから諦めろ」
     彼がいつも持っている鏡の中身や、あるいはたったいま流れだした横笛の音色を見つめる姿にはどうやっても近づけないのだから。
    「別格……だからっていきなり部活に呼ぶのか、ヒズ。神崎は知ってたからいいとして、萩は……ああ驚いている驚いている。そこまでした相手いないからな」
     家族はともかく、カノジョサンにでれでれする幼なじみだったか首をひねりつつ、とりあえずこの袋の中身はご賞味いただけるだろうと窓を開け放った。
     銀色のフルートがなめらかに輝きを返している。きっと彼女の背後に立てば、木陰で震える苦い赤を見つけることができるだろう。
     緑色のタイを風にさらして、しばらく風を眺めていたが、つい堪えきれなかったくしゃみで演奏を止めてしまった。
    「すまない、紗英先輩……っ」
     吹きこんでくる風の強さに目をつむりたくなりながら、福王寺は大きく手を振った。

    2006/4/3 HappyBirthday? H. Narumi


    …………………………
     補足。
     鳴海君は春休みに彼女ができました。福王子さんとはあれでそれであれだったりしますが基本家族。身内。

    拍手

    サンドイッチ

     ……で、できあがったもの。





     久しぶりにサンドイッチ弁当にしようと画策して、タマゴとキャベツとカツとニンジンとエリンギを詰めてみたんだよ。

     うしろの白いかたまりがサンドイッチ。湿らせたキッチンペーパーに包んでおくといいサンドイッチができるよ。





     ま、エリンギは切り方と味つけ次第という話。(.き.ょ.う.の.料.理.ビ.ギ.ナ.ー.ズ.)

     ホタテの刺身なんて、安売り日の閉店30分前に残っているわけがなかった。タマゴも実はいつも買っているパックがなくなっていて、量が多いものを買ってしまったのでした。


     結構自分をだませますよ。バターで焼いて、醤油かけるとほたてっぽい。

    拍手

    ほたてのかいばしら

    刺身用のを買えば楽に魚を食せるとは気づいていた。

    煮ても焼いても美味しいので(塩味があって味つけする必要がないので)大抵鮭を選んでしまうのだけれどもね。



    拍手

    さーもんさもん





    にゅーたんの好物である。





















    嘘。
    じゅにあさんの好物

    拍手

    冷凍庫を待て!

    エリンギくん。



    拍手

    録画したのみたよ!

     このフランスが……っ!!

    (~奇跡が起こってフリーはテレビ放映で見れた~)
     なぜそこで! 去年の体調がアレな時なら「疲れきっていてすっぽ抜けたのね」で許せるのにっ。このフランス……っ。
     でも好きだ!!
     まぎれもなく本音ですよ。一位は魔王様とバトルですけれど、彼とベルネルとライサとジョニーと小塚氏あたりはとても好きです。
     ライサは神プロではなかったのですが(いかんせん似合わんというかライサは安定しすぎてどの演技も印象に残らんというか。あれよ、あれ、コーエンが転ばなかった=バトルが転ばなかった=神演技キタ! と言う一瞬がない)、静かに感動する感じ。じんわり盛りあがってくるような。

    (~Result見た~)
     日本女子どうしてくれようと思います。下二人でも4+8=12で三枠とれるんですよね。一時期のろっ様のようです。もう最盛期を過ぎたのではないかとささやかれてもいた選手がいて、三人ともが一桁台。おそろしい。本気で一時期のろっ様です。

    (~我慢できなくて録画を見た~)
     エキシビを見ていて、ますますベルネルが魔王様に似てきてしまってどうしようかと。どうすればいいんでしょう。
     サフチェンコさんはどこだ……い、いらっしゃらない……?
     安藤氏は、こういうすっきりした服と化粧の方が好きです。凹凸のある顔立ちなのだから、あまり塗りたくる必要がないと思うのですけれど。浅田氏は全体にふっくらとした印象があるので、影入れたり目許深くさせたりするのが必要かなぁ、と思うこともあるのですが、彼女に関しては「もっと化粧薄く!!」としか思ったことがないのでー。舞台化粧と言うことをさっ引いても濃い気がするんです……。
     調子がよいときの彼女は好きですね。前傾姿勢で滑っているときの安藤氏は格好が本気でついていないので、それでどうにも評価が落ちてしまうのです。だから今回みたいな安藤氏は手放しで受け容れて賞賛したい。調子がよいときの彼女はとても颯爽として綺麗ですから。


     「二年連続☆詰めが甘いんだよ、お前!」に来期こそは期待してまっす! 絶好調のあなたに逢いたい!! と叫ぶように敬礼して――今日は寝ます。
     お休みです。どうかみなさんよい夢を。

    拍手

    近況

     近況。
     地デジデビューしてますよ!
     ロスワールドに間に合ってよかった!
     へへ、へへへ……。ライサにおめでとうを言いつつ、ろっ様の枠数が(嫌な予感がして)確認できなかったので、その、あとで落ち着いて計算してみます。
     日本がギり三枠だろ、に、ニ枠あるといいなー。





     確認。よかった……アメリカ女子もよかった……。うん、もう一回落ち着いてダンスのフランス枠見に行こうか。
     うん、落ち着いて。イギリスきょうだいの順位も確認するのだ……。上一組がいないんだから順位上がっているよね……?

    拍手


    [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36


        ◆ graphics by アンの小箱 ◆ designed by Anne ◆

        忍者ブログ [PR]