えーと。
今日新居のお掃除してきたのですよ。
帰ってきましたらばあらびっくり、卒論提出時にもらってきた論文集が郵送されているではありませんか!
脅しとしか思えない文句(だって拒否権の可能性が書かれてないのだもの)に慌てて指導教員に電話。
先日まで連続更新していた『Ashley Grey』Ashley G Rayをこねこねして25枚にしないといけません……。あの、各章あたり25枚以上なんですがどう削ればいいんですかね、っていうか縮めるのに向かなすぎてどうにも。
じゅにあと一緒にうんうん唸ってみます。
でも、うん、これって口頭試問のあたりで予告くらいしろって感じですね。あと成績出た時点で予告電話くらい……。
ばかあ!!
…………………………
ハイライトシーン、サイト用に加筆しすぎて無加工原本使いたくなくなってきていますがどうしたものか。
ギルベリアのはじまりの記憶はこちらですね、他には、と職員はスイランに一冊の本を渡している。いや、それはただの砂粒で、本なんか――ではない。叫びたくても声が出ない。この幻視から逃れたくても町に足を踏み入れたその時すでに、蒐集魔術はアシュレイ・グレイを捕まえている。
――宿の記名から。昼夜の感覚から。
町は何をものみこむ黒色をしている。この黒塔へとあまねく、あらゆる、万物を収束させている。
力場の中では、演奏家はただの記憶の容れ物であり対象物であっった。
「いえ、今日も自分で探したいと思います。はい、ありがとうございます」
なにが無限だ、とアシュレイは眉を寄せた。
途方がなくてアテのない、何も示さない灰色のどこが、と膝をつく。硬く冷えた石の床を、なぜか柔らかいと錯覚しながら灰を掴んだ。中途半端に受信した魔力が神経を侵食しているのか、じゅう、と掌が焦げる、ありもしない音を聞いた。痛みがどこか遠く、肌が焦げただろうに臭いがしない。燃え尽きた灰が降っている。
と、
ギルベリアのはじまりの記憶はこちらですね、他には、と職員はスイランに一冊の本を渡している。
「いえ、今日も自分で探したいと思います。はい、ありがとうございます」
なにが無限だ、とアシュレイは眉を寄せた。途方がなくてアテのない、何も示さない灰色のどこが、と膝をつく。硬く冷えた石の床を、なぜか柔らかいと錯覚して灰を掴んだ。掌がじゅう、という。痛みがどこか遠く、肌が焦げただろうに臭いがしない。燃え尽きた灰が降っている。
のどっちが丁寧か。
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