彼が見上げた空は灰色だった。ああ、と思う。なぜ、とも思う。
薄曇りの空も光が透けて美しい。厚い雲の中には慈雨がある。
そう教えられていた彼の空はいつだってあたたかく慕わしく心安らぐ――愛おしいものだった。
本日の更新。
書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
【Lay 置いてきたもの】
LeyではなくてLayです。
今回の更新以降は、本編から零れた分です。
これらも入れると枚数換算どうなるんでしょうね。でも、多分300は越えないでしょう。……紙媒体だと短編・人によっては中編扱いなのか……。Webでは体感的に長編と錯覚しますが。
検索のカテゴリ登録をちょっと迷いますね。
このこどもには家庭教師がついていたと思います。
習い事が多い気がします。
後書きで触れていることによって、あと本編中のことから、本日おねだりして市場に行ったと。そんなおはなし。
おいてきてしまったものがどうなったかは、その後彼がどう思っているかは、チラチラと他の小話で触れております。なんかその辺で察してくださいとしか。
この記事冒頭のあたりから、他の似通った経験者とはあきらかに違う土壌で育てられたんだなぁ、と書いててしんみりしました。他のものとは時制が違っていたりして、もののとらえ方や経験の違いを教えられるような気がしました。
少年、御年は……いくつだ。
えっと、一般に15歳になる年に中等科(専門校/訓練校)卒で学科は四年制で。
ってことは11歳で入学してその年12歳になるんですよね。
で、順位振り分けの予科があって。これが10-11だろ……?
10になる年で初科(一般教養/共通語教育)が終わって?
初科が設定上6年制だったけ?
選択開始が4年以降で?
からまった。ええと、初科が4歳から。初科に上がっていて適性が見えたあたりだから確か7・8歳?(ぜんぜん確かじゃないな)
中等科以降は就学義務ありません。いわゆる専門学校であり、(一応中世っぽいファンタジだからね/家業を継ぐとか)自宅で修行できるならそちらで。
このあとにごく少数(そして職業にもよる)の高等科があって、教導免許・国立なんとか所属希望・研究院・とかそのへんの。総合高等と専科高等がある気配です。一応研究院の最高峰がギルベリアの黒塔ということになっているはずです。
ただー状況次第でいきなり専科とか訓練校と初科同時進行とかあるようです。専科については二期定時で運営されているようです。
初科の授業時間は基本的に午前中で、午後は課外活動っぽいです。その空いた午後に訓練校とか中等科の授業つっこむんですねー。
ただし、ここまで整っているのは「~都」と称されるほどの大都市だけで、他は寺子屋的初科のみです。専門科目は実地で学べって感じです。その寺子屋的な学問所は共通語教育があるので「教会」と呼ばれるとかなんとか。ギルベリアの組織は、共通語教育促進会、略して共教会、更に略して教会ですので。
楽院のカリキュラムももそっと妄想したんですよ……。途中で使いどころがないことに気づきましたが……。
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