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    旅人、お終いを告げる

     本日の更新。
    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Sui Lan 水藍鍵盤】

     あのルビは――今の時代クロトと読む人が多そうな気がして。特に文芸部ズ、身内宛への牽制なんですが提出版にもルビ振ってあります。青春、朱夏、白秋、ときたら玄冬です。一太郎では出ませんね。

     冒頭引用図書。
     サイト掲載にあたり、材料についてちょちょっと訂正。來鬼に関しましては朱紅いおめめのあの方がそれなので、提出版もこんな記述でした。
     サイト的には、この記述を彼らが読めたということが「すでに天都風が解決している」時間帯の物語であると示す要素です。【Sol La】でスイさんが白琳と口走っていますのは、この書の筆記者の関係。本を探すシーンで示しているとおり、この本の原本はスイさんの家にあって欠損部以外は読破済みなのでした。
     欠損部には「ああそうだ、認めよう。私は鳥を好いていた」とか何とか書いてありました(笑) 本文中に入れられなかった要素です。入れたら、また面白い効果を発揮したかも知れませんね。
     いつぞや日記で語りましたが、「LR4U」で「えるあーるふぉーゆー」つまりは「君のために、君に捧ぐ」と読みます。どうやら一族ポエム脳のようです。
     蛇足ながら、スイさんはこのひいじいさまに似ています。

     一条ゆかり「有閑倶楽部」のどこかの巻に画家の青年・画家を気にかける女の子・肖像画を依頼するお嬢様、の三人が出てくる読み切りマンガが収録されていたと思うのですが、確かその中でお嬢様が自室にいるのを見た青年が自室の汚さとか貧しさ、食べかけの「三日前のパン」を見つけて衝撃を受けていた気がするのですが(ですが、が多いな/だってもうコミックス手放したから確認取れない!)、以来白沢の中で生活必需(というか主食ですね)の品が傷んでいること・かつそれを食べてしまえること・または品質が悪いことが何かのスイッチになったようです。
     まあ実際、乾いてしまうだけで三日前のパンはよゆーで食べれるんですがね……。現代のなら、素でもなんとかいけると思います。かたくなりすぎたら卵液やミルクに浸してトーストにするとか、切って二度焼してラスクにするとか、色々方法があります。
     小判の金含有率を下げたりとか、江戸幕府がやっていましたね。ないものを水増しする時ちょっと質が落ちるものをプラスするのです。……もしかしたら、聖書のあの箇所もパンと砕いてふたたび粉状にし、そこに他の食材を交ぜて焼き直した(にしたって限度がありますが)のかもーと今思いました。あそことあそこの行間に三十行ぐらい追加すればできると思うんだ……。
     すれた。一番わかりやすいのはひえ・あわの食事。雑穀米は今でこそ健康食品ですが、栄養価が低い・燃費がイマイチなので、米が食べられないからかわりに食べるもの――米が足りないから足すものですよねー。だって雑穀ですもの。
     以上、最初の二行。
     この段落が、前々から引っかかっていたことの揚げ足とりであります。
     はじめはこんな展開になる予定ではなかったのですが【Akashic Records】で「叶うことを信じてしまおうか」とアッシュくんが思ってしまったがために、平行線の言い合いを長くできなくなってアッシュが自ら気づく展開になったものであります。

     「一挙手一投足が他者に如何ほどの影響を及ぼすものか、推し量れないならこどもだわ。でなければ愚物。人間ひとりを生存させようと世界が払う労力を顧みない命は暗愚」
     こういう台詞を書くから、この話書いている最中どんどん凹んでいったんだよなぁ。あ、最中で思い出した。「さいちゅう」「さなか」は読み違えられてもまだいいけど「もなか」は嫌だよねって話がどこかで出ました。これを口にするのが誰か、と思えばなおさら。
     カギ括弧内の発話者はこの作品、非常にわかりやすいです。
     カギ括弧を許したのは旅人、ピアニスト、ヴァイオリニスト、楽曲屋だけですから。他は全部、地の文にさげています。それから実をいえばピアニストも、さっくりざっくりカギ括弧を剥奪されています。

     この章までで、多分予定していたすべての「そら」を提示できたと思います。「空(そら)」「空(から)」「空(くう)」「SolLa」「ソラ」「そらで書く」「(感嘆詞の)そら」「そらんじる」「絵空事」だとか、たくさん言葉で遊んでいました。

     コートの前を開ける。
     コートの前を開ける!
     どこまで趣味に走るんだ白沢、と打ちこんだ自分のお手々に尋ねましたが答えはありませんでした。【Gilberia】から最後まで、いちいちコートに自分の萌えを詰めこみすぎた。ああそうさ、ゆのきのコートの着方、寒すぎるだろあり得ないとか言いながらも、あのスタイル好きさ!
     彼は車に乗るのでコートをキッチリ着ないんですね、きっと。
     この章段もなんですが、全体的にサイト掲載のためにヴァイオリン弾きとチェロ弾きの親密度が上がっています。違う、親密度の高さをあらわす文章が増えています。提出版では、本当にピアニストは彼らの間柄を最後の最後まで「あっれー?」くらいに思っているんですが、サイト版はもっと彼らを見つけています。察しがよくなった。あと自分以外のものに目を向けた、ということになるのかな。

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