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    旅人、解答編

     三月二日の更新。

    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Sol La 空のてのひら】

     とにかくフェンリィ・ウォーロックのために日本語で韻を踏みまくった記憶です。
     文末の音が同じという踏み方でなく、内容レベル単語レベルですね。

     「シケンがシュダンがセイシンが」とか。
     一音目で「イ段」「ウ段」「エ段」。
     二文字目は「エ段」「ウ段」「イ段」の逆順で踏んでいます。
     「シュ」に関しては音と文字の重複ですがね。あと語末の「ン」ですか。セイシンに関しては普通はショウジン、と読むのでしょうが、ウォーロック氏の我が儘だと思って許してください。
     他作品リンクの小ネタ的には鳴海聖が所有する式神的ぬいぐるみ「天藍」「海藍」「雪藍」は「空にまぎれ、海にのまれ、雪の影に沈み」の引用です。
     「虚空に腕を伸ばすようである。水に手をさらすようである。炎にさしこむと燃え尽きる。灰をすくえば旋風にさらわれる。掌中の砂はこぼれて落ちる。世界の弦(イト)を手繰るのは、陽羅(ひかり)の後ろと月紗(ひかり)の先手のわずかな隙間を歩み続けるようである」
     が、順にギルベリア的属性分類、融・深・焔・芳・朗・瑶・彩・影・華をあらわします。

     白沢だけが楽しいですね、この部分。
     で、更に内容的にはスイランとアッシュの過去に繋がります。

     手繰り寄せても見えないらしい《律》は、律令制の律、さだめられたこと、刑法などの法をさしているようです。また音階をさだめる律でもあります。平均律とかの律ね。自然な音を均等に整理したのがピアノなんかの音階、十二等分平均律。世界研究のためかなんか知らないけれど、人の言葉に世界の構造を置き換えた。が、ために実情からずれたのがフェンリィ・ウォーロックの仕事。
     平均律はとてもわかりやすいけれども、本来の音からはずれているのです。「正しい音」を認識させるなら、ピアノ教育ではなくてヴァイオリンなどでお子さんを鍛えた方がよいそうです。あれはその場で弦を抑えて音をつくるので純正律です。近似的な音ではなく、ソならば正しくソの音になります。ピアノの音は人間につくられた音ですから。
     まーでも、ピアノはいいですよねぇ……大きいし、頑丈だし、重いし、少なくとも踏み抜いて、うん万(何十万ですね)がおじゃん、はないですもの。こどもに与えやすいですよねー。象が乗ったらダメだけど、ちっちゃい子くらいなら大丈夫、という度量の広さがある楽器です。何か間違っている。


     ちょっと待て、本文ではない作中作でこんなに語ってどうする……。
     本文のですが、「旅人の歌、は」らしく白沢が美しいと感じたもの、見てみたいと思ったものが詰めこまれています。
     結露でできる模様。実際にそれができるところをいつか見てみたいなーと思いながら書き書き。ついでに、この現象がそのままギルベリアである気がします。うまくはまりました。
     そして、スイさんがちょっとポエム脳……。

     チェロケース。何かの本で(多分金弦関連/もしかしたらサ/ラ/サ/ー/テ)航空機に搭乗する際、チェロはひとり分の座席をとって機内に持ちこむ。通常のケースで強度や安全が不安だったら、更に強度のあるケースに緩衝材を詰めまくって、いつも使っているケースごと入れることがある。というのを見て以下妄想。
     ある部品だけが残っているのは、その部品が取れたり折れたりしたら買い直す方がましな感じになる、とそれもどこかで小耳に挟んだから。
     これは作品の途中経過を見てくれた友人と共通の見解ですが、ソルさんが遠慮なく魔術的なことを語り出すと、元々熟語で喋る方なので異常に紙面が黒くなり、いや増して難解になるのです。
     「代々延々~」あたりなど特に。アクラム様のお歌のような漢字率で。
     デットデータとリビングデータというのがあります。
     上書き可能なデータとして存在するものはリビングデータ、プリンタで出力したデータはもはや上書きができないのでデッドデータ、というとか何とか。授業で聞いた話なので、ややうろ覚えのところがありますが。

     あ、これは普遍的なことではありませんが、というか確証のあるものではありませんが。
     女性の人名名詞の語末は「A」「E」が多い気がします。逆に男性には「U」「O」が多い感じ。また女性の人名詞は男性の人名語尾に何かくっつけたものが多い印象です。専門で履修したわけでも研究したわけでもないので、あくまで印象の話です。

     そして、何度かつぶやきましたが、ソルの口調で会話文を打つと、地の文まで短文になってしまって、非常に難儀した覚えがあります。
     今見ても、いつもの白沢の地の文ではないな、と思いますから。

     最後のシーンは、後書き部分で随分注釈いれているので、ここではスルーしましょうか。

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