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    それは願いでもなく祈りでもなく

     ここここばなしですよ。
     ぐらんぱのおかげでちょっと浮上。先輩のおかげでとても浮上。

     今日、自転車で転びましてね。以前にも割った経験のある眉間のちょっと下をすりむいたのですよ。
     またか、白沢。
     同じ記憶を二回もか。
     などと思いつつ、遅刻確定で部活に向かったのでありました。

     一応頭部の損傷です。
     けれども、とりあえず吐き気しなかったので電車に乗って。
     吐き気を覚える間もなく片付けして。
     小休止で頭がぐらついて。
     これは炭水化物が少なかったからに違いない、と神城さんにドーナツおごっていただきました。
     吐き気や血の臭いはあったんですが、医者にかかった時には七時間ほど経ってまして……かつ吐き気とかだるさとか頭痛とかは標準装備なわけで……しかも怪我した後に元気の出るお薬(医薬部外品ですよ本当はなファイト一発)と投薬。
     何が症状なのやらですな。

     さて、月紗なのか陽羅なのか解らない小話ドウゾ。




    …………………………

    【安い青】

     もはや通告。
     脅迫の域さえ越え、
     それ以外に道はないのだと
     今直ちにそれをなす他、仕様がない。

     ――と知って。
     鳴海聖は宴の幕をあけた。


     手を離す準備はできている。
     子どもはもう捨てている。
    「もう、オレから離れなさい」
    「嫌だと言った」
    「聞き分けがありませんね」
    「嫌なものは拒否する」
    「離れてください。手放して、おまえを傷つけるのは本意じゃないんです」
    「誰が、おまえを見捨てるか」

     だが、それでもこの連鎖はどうにもならない。
     繋がったパスは、契約を解除するまで持続する。
     繋がった縁は、記憶を失ってもついえない。
    「……頑固が過ぎます。オレのことを忘れてください」
    「その言葉遣いで話すおまえを、俺は信用しない」
    「酷いな、啓」
    「偽るときほど丁重になる、優しくなる、遠ざける。俺が、十五年つき合ったやつの癖を見抜けないほどの不明だとぬかしやがるか」
    「できない、よ」
    「ここでおまえを止めない、それは、おまえが俺をそう見なしていたという印になる。なあ、聖」
    「オレがおまえをどう思っているかを誤解させたくないなら、か。馬鹿だね、啓。ばか」 

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