本日の更新
書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
【Sol なにものでもない音】
ここまでが前半部です! このあとは後半部、ここまでさりげなくふっていたネタを全部昇華しに走るのです。……走ったあげく校正の時間が足りず、この章からあとに誤脱衍字が偏っています。見直しと手直しって大切ですね。せんぱい。
サイト用なので容赦なく「たすけてくれたひと」について書き書き。加筆分がそこだけという本来を思いきり背負い投げしている感じがいかにも白沢らしくて笑ってしまいました。はは。彼の名前は月光の人、帰り来し者、來鬼。そのいちばんつよい人。
倒れた方の彼の物語は、随分と昔のものであります。それこそ、ふたたび起きあがってからの記憶が溢れてしまって、覚えていられずに忘れたくらい。
書いているときに感じたのですが。
この章はこの描写で正しいのでしょうか。アッシュが読んでいる本で再生されるこの記憶は、ほとんど第一章と同じ描写なので、第一章の記憶を元にして構築されている可能性がありそうな気がして。
あとで出てくるアッシュの属性を合わせて考えましても、これはアッシュが素直にソルを引き出したわけではないような気がするのです。なんの加工もなく、なんの意図もなく、なんのとっかかりもなく?
「記憶者はここに、共感者もまたここに、錯覚の器物(魔術の書物)もここに、ある」というのなら、再生される錯覚は共感者の共感する感情によって曲げられているのではないかと。構想期間は長かっただけあって、自分の文章に問題点突きつける事態が発生しました。
第一章、第四章ともにアッシュの視点である。または第一章第四章ともにソルの視点である。あるいは片方(一章ないし四章)がアッシュで、もう片一方がソルである。のかなぁ……。
PR