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    西村、また書くことになるなんて

     本日も更新。

    書倉庫→Retro→西村
    【積み上げてきた人生の終わる頃に】

     西村は雨が降ります。
     西村は風鈴が涙の音で響きます。
     西村は失われます。
     西村は誰かが死に、別の誰かにつながれていきます。
     西村の雨天の先に陽羅があるのだと、そして、陽羅の香澄の向こうにはツァンテデシがいるのだとそんなことを考えます。
     きっと彼はじきに死に、孫がやっぱり泣くでしょう。
     孫の友人は知るでしょう。
     親しく。あったものが消えるときのことを。
     多分、その時、孫の友人は、別の彼に誠心誠意謝罪をし、償うだとかそういうことも背負う気になるのではないかと思うのです。

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