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詳細と解釈。
牧師。
最初のページからこれに尽きてしまう五番目贔屓。
よくよく見れば、色々とそのとおりの色遣いなのです。
手袋。
手を繋ぐために手袋を外し、それが無造作に入っているところにかれのさりげない大雑把さを感じてみる。手を繋ぐからって外すところが好き。二番目と手袋の関わりでいくと、ここで五番目と手袋がこんな感じなのがとっても――あーこのふたりまったく似てない。
素の手を取る彼と、手袋をあげたがる彼と優しさの形が違うよね……。
そんな形を示せるようになったって、年月って偉大だ(笑)
触るなっていってた子が……
カラー飛び越えて、モノクロページ。
寄宿学校・上級生。
こういうところで性格づけと経済状況語れちゃうから言葉ってすごい……。ちっさいこが可愛いです。そして相変わらずロウランド家はおっきくて、境目があんまりないからさぞかしブレナン先生は苦労なさったと……。
集合図の前。
下段右端を見た直後に左端の、そんな些細なことでほんとに幸せ感じているフィオナを見るとがっつり心掴まれます。掴まれた。五男しか目に入ってなかった白沢さんはここで消えた。もう視界の中央はフィオナ。
お席。
お誕生日席はもちろんあの人として、
2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
の順で兄弟が席に着く。いくら6までが体大きいと言っても無茶がないか、席割り。あとで1と8が席に着く機会はありませんが、7番目が上座に着いたのでこれで間違っていないと思います。
コマでみっつの空席が示されるのでそのせいかと思うのですが、それでも折り返して上座が彼なのは血統的に気になります。どうなんでしょう、7と8は――7の家がつぶれてなければ――家業を継いだもの、というので上座の四人が家にあるいは地位に深く関わるところにいるわけで。
でも結局淑女に暴力を働く者には三番目。
一番最初に彼女を助けた人が彼であーる。一読目の時はあまりに関わっていなくて「ええええ、うそぉ、それじゃただの厳しすぎて嫌な人だよー」と言っちゃたんですが、なんの……本当に、いい紳士のまま育ってくれたなー。
黒髪美人。
えっと、だれがどれ。
屋上の美人さん。
アンナさんにも見えていた(それがなんであれ/見せたきっかけはライナスですが)日ごと屋上から落っこちる美人さん。一番最初に見えたのが彼女だってところ――(そりゃ、他の人は間近で見るとあれですが)一番最初に手を取ってくれたのが彼女のこどもだとおもうとなんか感慨深い。
はりきりすぎて寝こむ先代。
……想像にかたくなさすぎて困る……。こう救いようがないほど無邪気で困る。気分的にはマーガレットさん。
うみがめのあたり。
本音が出てきた。すばらしい擬音です。ただの鍵盤があんな音を! 総じてロウランドの兄弟は出来がよすぎる。
アニーさんと。
誰だかわからなくなんかないよ! あにーさん! 今アナタが背にした窓の向こう、屋上から身投げしたのはキングさん!
ここの「NO」の意味わからないんですが……警告の「NO」? 肯定の「NO」? キングさんの性格考えると学がない、得意なことがない彼女に対して、その悩みにたいしてNOといいそうなのです。
ガラス。
よく見る低俗だけど実際やられたらたまったもんじゃない嫌がらせ、ベッドの中にガラス片(かなり大きい)。
……これ、仕掛けたの彼女じゃないと思うんですよ。別の、別の息のかかった人がだと。こればっかりは、これまでのコマから考えて、やらない、っていうかできない。
やってたら、すごい役者である。ライナスと一緒で、ああいう術を身につけてしまえたんだと。
節くれ立ってたものが綺麗に。
背くことは、でなく疑うことは。ふたりが見いだして5が迎えに行ったことまで疑ったっていうひどい裏切りですよね。自分が信じられないっていうのは他の人が信じてくれたものを信じないことだから。
んでも、容赦がなさ過ぎませんか。あんだろ五巻のあれとどっちが怖くないでしょうか……追いかけてこない分こっちのがましか……?
なんだかんだで自信なくて視線を逸らすフィオナだけども、謝るときはしっかりと相手を見るから、どこかの後ろ向きじれったいより見込みがあります。一話の最後で顔あげて謝った。この成長の早さ!
心の拠り所にするしかない一のものしか持たない者と、持っていない者と持たなくていい者の差が出ていて、これで三人の中から一人対立構造的にこぼれてしまったのは残念でならない

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