あの、その、先輩、訂正線で消したあの言葉は一体……。
そんなこと言うと、本当に捨てたりなんかしてあげませんよ♪ 大事に大事にとって置いて、いっそデータ打ち込みとかして「打っておきました、これ公開してくださいね♪ 楽しみにしてますvv」とか言っちゃいますよ?
これもまた愛。
何でか白沢さんはよく人に声を掛けられるのですが、また、うん、掛けられた。
……よく男物のデニムジャケットで手ぶらの人に声を掛ける気になったなおばさま……。
最多は「駅までどう行けば」……駅、目の前ですけど。
「駅近くにあるあの店、このまま上にいていけるかしら?」……デッキとか歩道橋には降り口というのがあるんですけれど。時に駅前なんかは過剰なほどに降り口がある物なんですけれど。
「私こういう者ですが」……道迷っている人なら助けますけど、そういう助けは致しません。
ついでに言うと、旅行先でも稀にかけられます。いや、でも白沢さんの旅行頻度からすると結構な遭遇率……。
話戻そう。
人に説明するのって難しいなーと思いました次第ですよ。
解っていることって言いにくい。なんで知らないんだとか解らないんだとかになるし。自分が解っていることこそ、説明し難い。
それと同時に思うのが「人は忘却を得意とする」ですか。
日本史選択でなくても、小中学校で受講しているんですよ。音楽も、数学も、英語もね。なのに綺麗に忘れてしまう。
ちょっと計算を効率よくやるための方策とか、うっかりすっかり忘れてしまう。
大事なこともね。
忘れないより忘れる方が簡単だ。