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    きっと、そうと決めたのは些細なことだった

     いつ、諦めたんだろう。
     いつ、それが夢だと――叶わない、水藍色の夢なのだと思うようになったのだろう。
     ついえた夢は、私のモノだった。ソルは瞑目する。君に奏でられたあの音は、私が苦心して組み立てたものだった。ソルは音色を辿って手を伸ばした。
     スイ。
     ねえ。君の音は私から出でたものだけど。君を通したものだけど。だけどもう、君のものだね。

     ねえスイ。私のついえた夢が――君を通じて、光になると信じてもいいかい。私の戯言にもならない絵空事が、本当になってくれると。
     私が私を諦めても、まだ連なっていくと。信じて、いいかい。
     見せてくれると。その様を。

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    ワインボンボン+紅茶+ミルク

     がいけるんなら、ワインボンボン+コーヒーも美味いんじゃないか!?
     と貰いもののワインボンボンを、飲み物に投下していました白沢です。

     全ては筆記試験だったり、面接だったりするのに、脳内CD現象加地葵の所為です。なんかこう、ずーーーーーと。
    「きかせーてーくれるーかなー、しゅくふーくのーねいーろをー」
     って回ってたんですよねー。

     今日は町田と渋谷。無論のこと田園都市線。寝ていけるぜふふふふふふ。意外と、田園都市線って通り悪いのかしら……。何故に渋谷で仕事している人に、田園都市線について語る羽目になったんだろう。知っててくれよ……。ちょっと端っこ感はあるけれど(始発が中央林間なのが何ともアレなんですか)、小田急沿線に住んでいらっしゃるんじゃないですか……(住んでるところ後で聞き出した)。

     就職活動を通じて、人格改造と、考え方の変化と、ネタの蒐集(笑)が行われております。
     その変化を喜べる人は、就職活動を楽しいと思い。
     抵抗を覚える人は、きっと辛いのでしょう。

     お話し書きさんは、資料蒐集、と銘打つことによって、人と関わり合いにならなくてはいけないことに目的を与えることができる。
     だから、多分、僕はあんまり苦にしていないのだと思う。
     如何せん、移動にお金がかかるので、嫌ではあるのだけれども。
     人事のお兄さんの話し方や表情の癖や待合室の雰囲気をネタにして、書こうと思えば集中力もモチベーションも高まりますな。しかも持続しますな。

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    ぼくは、五年前の僕の町を見つめていた

     ずいぶん登った。
     自転車を漕ぐままに、漕がれるままに登っていた。
     空転しない固定式。
    「どこまで行くの」
    「どこまでだって」
    「いつまでも行くんだね、ぼく」
    「僕だって、どこまでだって走れるって言っていたじゃないか」
    「そうだね、僕はそう言っていた。ねえ、ぼく。疲れていないかい」
    「ぼくに疲れなんかないさ」
    「だね」
    「ぼくはどこにだって、どんなところにだって行ける。僕となら」

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    最近の癒し

     おおっと、昨日の癒しでは足りてなかったようですよ。
     懐かしい新宿に足を踏みいれまして、うわ! 食事代高!! と田舎っ子を露呈しました白沢です。



     癒しー。癒し癒しー。えへへへへ。

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    そしてだれもいなくなった赤の間

    「……よく、厭きないね」
     眼前で手を伸べる男を目だけ動かして女は睨んだ。
     そうでもないのだ。勘違いを語られても、返す言葉の持ち合わせがない。
     実際、胃こそ間断なく痛んでいるが、とうに緊張に緊張するのを止めている。
     厭きたのだ。
     もう、厭きたのだ。
     緊張を続けることも面倒で、この先を案じることも億劫で、厭きることにも厭いた。
    「時待ち鐘もさっさと響けばいいものを」
    「そうだね。鳴らないなら、鳴らないと言ってくれたら諦めもつくね。厭きるのではなく――」
     止めることができる幸福を享受できたかもしれない。
     赤に塗られた室のなか、女はゆるゆると溶ける。
    「おや、ようやくその時が来たね」
    「そのようだ……」
    「行くの」
    「行くとも」
     液化した女は流れのままに動く。促されるに従って流下する。
    「ご武運を。こんなに待たされたんだ、よい結末を迎えられるよう」


    自分とは動機は短所これからどうするゼミ何を学んで社会貢献




    「私は一個の歯車なんだが、アレだね。たかが歯車でも私のおかげで機能する機構が存在すると自覚すると、何やら自負なんてものが生まれるんだよ。歯車なんだから歯車が動くから、総てが回るなんて道理なんだけど」
     クドウはにこにこと井戸水を組む。
    「それが、大きなものだともっと楽しい、見ると嬉しい。まったくそんなものなくたって世界は整然と回るんだとわかってるけどね。世界視の機械なんかいらないさ。ここで生き延びるだけならね、見えなくても支障ないよ。まあ、治水機能自体は……うん、いや、まあやはり、あった方がいい程度のものかな。だって、水没しない、かといって乾きすぎない場に住めばいいんだから。前はそうしてたろう? 全員が河川に沿って生きていた方が都合がいいから、って誰の都合だろうかね、本来生きて行けない土地に無理矢理移動しただけだろ」
     馬鹿だったねぇ、とクドウはクドウに言う。
    「本当に、必要なんか……」 なかった。移動しなくても、きっと生きて行けた。無闇に家族を増やさなければ。かつかつだっただろうとは思うけれど。
     クドウはそう了解していた。
    「私がいたから、だなんて思い上がって、こんなところに来なくても、誰も困らなかったんだ」


    自己紹介選ぶ目線

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    数字がいつの間にか模様になるんだ

    「浅間せーんぱーい」
     数字ってそんなに楽しーんでーすかー?

     間の抜けきった後輩の呼びかけは随分遠い。
     図書館棟の一階にいはするが、こちらは室内。
     あちらは室外、グラウンドのフェンスの向こう。
     こちらの手元など見えているはずもないが、少年はぶんぶんと手を振って見事にこちらの状況を言い当てる。

     シャーペンで細かいマスの中を埋めている。9×9の正方形に可能性と非可能性を解いて書きこんでいた。
     確実に勝てる。
     負けがあり得ないからこそのゲームであり、ドリルである。
     ……勝ちが解っていて、それでも挑むことのどこが楽しいのか、と後輩は言う。

    「あっさませんぱーい」
     勝てるという予測が現実になるまでの過程が面白い。そう言っても、解してくれるだろうか。
     優劣はついても勝敗が、真実の意味ではつかない世界にいる者に。
     ずらりと並んだ一桁の数字を手中に収め、浅間悠人は席を立った。

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    重さはぐらんぱくらい

     まるい、まろい。
     その形であるだけでは朱紅への畏怖が消えないが、しかしながらこの。
    「て、手放せない……」
     綿が構成成分のほとんどを占め。しっかり成形されていて型崩れない。軽いはずだか確かな重量。
     両の腕のうちに馴染む。
    「おい聖」
    「だだだだって、ほらぁ」
    「だってじゃねえよ、部活だろうがよ。いいのか、黒会計」
    「で、でもぉ。だってこんなに可愛いんだよ?」
    「きりきり働け」
    「ええええええええ」
    「かじりついてるんじゃねぇよ」

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    チャート

     ……ゲーム制作はどうしたというツッコミを入れています白沢です。
     就職活動終わるまで待ってください……。

     思いだしましたのは、本日チャートを見る機会があったからです。
     チャートを使った試験は、就活二回目なんですけれど、見る度に飛鳥さんや翼君が、こう、僕を脅しにかかるんですよね。
     うわぁ、思いっきりゆーきさんのアレっぽい。と思って。

     算数的な試験346+594が五択のうちのどれかを類推するよりは、この記号がこういう意味で、この並びはこういう意味で、とかを考える方が好きみたいです。
     暗号解読。
     じゅにあが拡大されるとぐらんぱになり、形状を変更されると、のうさぎさんになる、ということとか。

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    二次選考A

    【それで、君は僕を選ぶんだ】

    「ねえ、啓。おまえだったら何がしたい?」
     神崎は、鳴海の部屋で問いを聞き。
     僕はその傍らに――否。その背にもたれて言葉を待つ。
     鳴海は僕らが腰掛けているというより体重預けているというか転がっている――どう表現するにしても中途半端だ、ソファの背の方から僕らを抱える。かすかに掠れた音が、耳たぶにあたった。
    「なにをしたい?」
     答える義務はない、と一蹴するかと思えば、神崎は珍しく近づいた顔を押しのけもしないで考えていた。
    「何、か……」
    「そう、いま、ここで、なにをしたい?」
    「何、というのは不親切だな。条件は」
    「オレと朝香と啓で……ねぇ、何がしたい? いや、どちらといたいかでもいいよ?」
    「何の話だ」
     神崎はふっ、と息を吐いた。心なしか表情がほころんでいる。体ごと向きを変えて、神崎は僕の顔を見た。
     彼の瞳は闇ではない。
     彼の有り様は光ではない。
     それでも燦然としていることに変わりなく、時折僕は目をそらしたくなる。同じ頻度で離れがたく思う。それよりもっと多くの機会と時で、傍にいる。
    「朝香」
     神崎は僕を呼んで、さらりと髪に手を差し入れた。頬骨がくすぐったい。
    「え、朝香ちゃん選ぶの」
    「二択ならそうする」
     迷いなく。
     それでいながら二択の末の決断だということを苦々しく。
    「三択以上なんだけど」
    「どちら、と。何、か」
    「それでいながら、ふたりを取り出して問うからには三人目以降の存在も暗喩する、違うかな」
     彼らは、常に二択をしない。
     可能性を読む。
     生きてるその時をして学ぶ。
    「それで、答えは」
    「何、についての解答も提示をしろ。そうだな、三人でということを考えてもいい」
     いいな、と僕の髪を梳いて丁寧に流す。もたれていたのは僕なのに。それで髪が絡まったのも僕の勝手なのに。

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    山口勝平分が足りなかっただけなんです

     就職の話じゃなくて買い物の話になりそうだ。
     今日は新宿乗り換え。千葉行きを見る度に、ちばよりたね、あいはらたねのり、とか思うのです。
     八犬伝に毒されすぎ。

     新宿は何度行っても慣れないです。
     昔はよく行く駅であった筈なんですが、生息圏が横浜方面になった途端使わなくなりましたので。
     使っていた当時は映画しか行かなかった所為でしょうね。乗り換えとかわからない。他方面の出口もわからない。とりあえず迷ったら小田急百貨店目指す。したら多分小田急線まで帰れる。きっと。
     いやあ、身長が身長なものなので、見えないんですよね! 掲示が! 上が見えないんですよ!! ……満員はいやですね。

     小田急だったので町田で下車。またかというツッコミはなし。
     ゲーム買いたくなって町田をうろうろ。うろうろ。
     お昼ご飯食べていなかったので、食糧補給。説明会の開始時間と終了時間までに、お昼時をまたいでしまったのですよ。
     それで食べ損ねて。新宿でお店入り損ねて(急行に乗れてしまったのだもの)。
     ご飯食べて、アポクリファ/ゼロ買って、アレク編ベリル・ルビィ・ロードでプレイ開始。今三章です。てへ。
     ファンタ2と迷ったんですが、山口勝平さんに負けてアポクリです。
     姉さんからツッコミを入れられましたが、買ってきたのはアポクリです。

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