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    SAGA、リオン、リヒト、帰り來し

     26日の更新。

    SAGA→白琳
    【しろしめしいろの翠華を】

     邸の主が常磐からリヒトに交代。
     白沢さんワールドの時系列では「天都風」や「旅人」よりあとになります。あれ、本体より先に書いてどうするんだろう。
     位置づけとしては「~すいかを」と「鏡籠もり月紗・上代」を総括したもの。総集編、かしら。あんなこと、こんなことあったでしょう~、のごときものです。

     常磐は中世和建築っぽい邸(障子、襖、互い棚、掛け軸)ですが、リヒトは何でかイメージ寝殿造りです。リヒトの存在そのものの、無駄な豪華さのせいでしょうか。
     秋の物語でサラッと触れてみましたが、このふたりのやっていることは条件や規定が異なるだけで、実質ほとんど同じでありました。



     紙の匂い。新品の本の匂い、インクとあたらしい紙。古い本のほこりと時間が積もったような、むせるような匂い。どちらもやさしげであるのだけれど、何となく、古い本の法が温度がある気がするのです。
     ツンデレからツンが抜けた感じというか。やっとデレたというか。
     読み込んだ文庫本のくたびれた角、丸まってしまった表紙、和綴じ本なら擦り切れていく紐、日に焼けて色が変わった背表紙。 

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    なんてチャーミングな名前なんだってね

     ネオアンの男どもは仲がよすぎる……。起動するたびに想い出モードも見てしまうので一向にプレイが進みません。ムービーのアンジェはいつ見ても可愛い。癒される。なんてったって可愛い。


     そんな前フリで今日はお買い物ですよ。神奈川県にあるチャーミングを連呼する商店街です。コルダ好きさんにはお馴染みの犬に優しい商店街。
     こことあっちとそっちを足した感じが「百花繚乱」ついでに「陽羅月紗」に出てきてしまう場なので無暗にウキウキしながらお買い物しています。
     必要な服とほしい服は買えたので現時点で満足。……お財布さんが嫌がって見送ったのもありますが。元値16800円のところ6800円とか。さんまんいくらのところ9400円均一とか。
     物がいいのはわかる。裾の処理は同系色糸でごまかさない上(縫い目のアラ・ズレが見えやすいのです)三本ラインで縫っているし、カシミヤとか絹とか入っていてメイドインジャパンなんだってね、見れば分かるさ。値引き率がすんごいのも分かっているさ。
     でも無理だ。僕には買えない。


    …………………………


     で、買えない買えない、って言いながら帰路についたのですが「遙か祭」のペンライト(100均)買っておこう、と思い立って乗換駅で店が入っているビルに向かったのです。
     そのビルには本屋さんも出店していて、なので買いそびれていたネオアン新刊(もはや新刊と呼べない感じ)も買おう、とエスカレーターで上がったのですよー。

     なんか店頭ディスプレイが段ボール色だなー
     なんだかピラミッドー
     お、茶色くないところがあるぞー
     ピラミッドに腰掛けがあるみたいだなー
     ……オリゼさん?

     オリゼさんとの邂逅。
     白沢さんがお財布けちったのは今週末の祭の為なので、オリゼさんをお持ち帰りする程度のお金はお財布にいたのです。いたのです。
     しかしお外は少しいやな雲で、コンクリートが湿ってきて雨の匂いを感じます。あと十分くらいで降り出すでしょう、って雰囲気でした。
     オリゼさんの段ボールは、オリゼさんが入る段ボールなので、カートがほしいサイズです。
     白沢の手には今日買ったお洋服と靴とお洋服と薬局の品物達。
     同行者のお手々も似たようなもんです。


     しろさわさんは、かわない、とけついした。


     目当てではなかったのですがほしいコミックスがあったので、購入しようとレジに視線をやりますと、
     オリゼさんが二箱とオリゼさんがひとり
     いらっしゃいまして、ふたたび、ぐらっ、ぐあっ、と揺さぶられる事になりましたが――友人のメールで我に返りました。助かりました、ありがとう。
     でも君のメールで、今日でかけた分、編集その他の作業を全部これからやらなきゃいけないと気づいておののいたよ。確かにオリゼさんにかまけている暇はなかった。

     最後まで来て、白沢さんらしく本題からずれました。
     でもオリゼさんもチャーミングなんだ。
     作業しながらプレイするアンジェもチャーミングなんだ。

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    フルボイス版を買おうか迷って

     ハルヒからネオアンに移ってみましたら、確かにこことこことここのイベントにはボイスほしいわ、と思ってしまった白沢です……。こんばんは、多分買います……。通常版とデータコンバの望みはもう欠片もないのですが(いまだにそんな情報がないから)でも買ってしまうと思います……。ある程度イベントが埋まるまでは通常版も手元に置く感じですね……。それ以降は部屋の散らかり方次第ですが……。

     実はまだやっていないエンディングがありまして。
     いわゆる失敗エンディング。
     みんな仲良しじゃなくて、もうワンランクひくいやつ。あれが難しくて。いつも依頼をこなしすぎてしまうのでね、どうしてもね。
     だって依頼こなして幸福度あげないとエルヴィンにたしなめられるんだもの。あれかなしいよ。にゃんこに「幸福度上げなさいな」って言われたら、うんわかった、心入れ替えて頑張るねって白沢さん幸福度上げちゃうよ。
     クリアするのだけなら簡単にできるけれど、細かいところまで拾おうとすると難儀なゲームばっかりやっている気がします。今日の昼ごろ、キョンは古泉に押し倒されました。みくるちゃんのスチルがぜんぜん埋まってません。が、攻略サイト味方になんとか頑張ってみようかと。
     そういや、ゆのつく先輩もまだまだ未読メッセージを吐き出します。おそろしい。


     ゆのつく先輩で思い出した。LaLa感想。
     みくるちゃんより冬海ちゃんがほしい。天羽ちゃんはしょーじきどこにいらっしゃるのか。でも新聞記者は出しにくいよな……。この王月フラグどうしてくれよう。

     火原=男爵家次男
     柚木=? 多分三男のまま
     月森=公爵家嫡男

     ……はくしゃくけだったら、なんというか、D伯爵とか色々思いだして怖いので、子爵か侯爵で手を打ってくれませんかね……。証言上、このどっちかでもいけるはずです。ぜひ伯爵以外でいってください。
     伯爵萌えとしてはぜひともゆのき家は伯爵でないほうで。ぜひ。

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    つかれ、た

     アンケートフォーム手打ちってなんでこんなに疲れるんだろう。
     あとフレームセット以下略も疲れる。
     久方ぶりすぎる完全手打ちにヒィヒィ言っています白沢です。

     入社前研修の話です。
     科目は自分で選べて、しかも好きなお時間にできるのです。そこら辺は快適だけれども、やろうと思い立たないとできない罠。
     つい出来心でコピペ使用不可って御題つけたら疲れることになりました。そしてコピペの恩恵を深く深く感じました。
     日頃、他のサイトさま・制作ソフトに甘えまくっているツケでございますね。手打ちすると否応なく頭にはいるわ。
     あ、でもこの作業でブラインドタッチが習得が進みましたよ。多少基本的なブラインドタッチに近づいたというか。今までは、本当に適当に「打てればいいのよ」的なブラインドタッチをしていたのですが、これを機に色々、学び直しを。


     00。
     仲間はずれアレルヤ。本当に彼はタイミングが悪い子ですね。可哀相。だから好き。
     ティエリア様がデレた。デレ続けですね。ここまでデレすぎていると眼鏡クールが好きな身としては二期の彼が心配でなりません。
     もっとツンツンしてくれないと。デレはたまにだから効果があるんですよ。セイランと一緒でね……。彼はトロワ以降デレすぎた……。
     Aパートラスト周辺、これが今後の展開の伏線でなければいい。いや、なりそうな感が少し……予告の時点で。
     黒い小児科医パートは黒いからパス。

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    旅人、大絶賛お勉強中

     本日の更新でございます。
    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Akashic Records 黒塔】
     随分格好をつけてしまった感があります。タイトルが。
     でも今作品の章タイトル縛りの影響なのですよー。作品タイトルはソとスイの「S」ソとギルベリアの「G」ラとアシュレイの「A」を頭文字にしているのです……提出版は。
     サイト掲載にあたり、文章分割、アウト分追加でそんなの知ったこっちゃないタイトル並びになっていますので、もう今となっては……。
     提出版にはなかった部分。魔術師ランクの話や、カギ括弧でくくった空白の数ですね。あとちまちま各シーンごとに1~10行ほど加筆。

     ここのルビ振り作業は思いきりゲームしながらやっていたので、痛々しさ加減とかいかにもゲーム風ですね。でもテンションが高かったので、とても楽しくルビを振っていました。タグに直したときに、ちょっと、当時の自分を呪い殺すか運命上書きしたくなりましたが……。

     あ、あとこのあたりからスイさんの皮肉なトコや各種ネタばらしの布石が出てきているので、執筆当時は非常に心を砕いて景気よくキーボードを叩いたり授業中に落書きしたりしました。
     でも、あんまりに前にイベントフラグを立てすぎて「そんな前に起こったサラッと受け流した一行覚えてくれると思うのか」と自分ツッコミを入れましたので(読んでもらったときにももちろん入りました。ご意見ありがとうございましたーほんと、うん、自分は構成知っているから解るのだけどね。他の方は知らないところからはじまるものね)、白沢のメモ帳には「○○イベント前振りA」「○○イベント前振りB」「イベント本体」みたいな旗がたくさんはられました。

     次のファイルで本編は折り返しです。やっとです。


     さて、タイトルに戻りましょう。
     ただいま入社前研修をうけてます。楽しいのですが、むずかしいですねぇ。
     視点の位置がこんなに違う、と。色々気づいたりもします……。
     んー、でもネット越しの研修なので、だんだん目が疲れてくるのです……。癒しがほしくなってドクターズランドにお邪魔したり聖地に行ってみたり、なんかついにはアルカディアにも行きたくなってしまいました。なんにしても目が疲れる。
     ああ、そうです、法事が控えているので色々ごたついていますが、やりとりは多分通常どおりにできます。しかし土曜昼から天気が悪くなり、一気に寒くなるそうですね。コタツに籠もってしまう可能性が浮上してきました。なので、ちょっと連絡危うくなるやも知れません。
     あと部活の原稿なんですが。げんこう……。原稿ほしい……。
     あ、そうそう、提出する方の原稿も手をつけました! 時代物、時代物。中世ヨーロッパに飛んだら驚かれるだろうか。

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    白桃を甘く見ていた

     その水分量に関して。
     いやー見通しが甘かった、ものの見事に失敗したわー。
     パイです、パイ。桃の缶詰とパイの話。
     水分多いから、一回煮て水出してから焼こうねーってやったのに、まだまだ出てくる水分。焼き色もパイの状態もいまいちなものに。
     ふー、失敗失敗。
     何がやばいかってと、それだけの水分を吸っているであろうパイの底が、型から外れてくれるかってところですね。食べられるのか、このパイ……。

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    旅人、学都

     ほんじつの更新。

    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Gilberia 学都の雪白】

     この章から、いわゆる本編。そして、この章以降は加筆・訂正が結構入っています。提出版で見つけた誤字の訂正、文章の追加、削除、改行ポイントの変更。
     ルビがありますので推奨文字サイズは「大」です。
     提出版よりも改行が少なくなっています。見にくい方はソースをコピペして改行増やして読んでください。または提出版のアップをお待ちください。

     何かが爪先に引っかかった。
     爪先に何かが引っかかった。
     爪先が何かに引っかかった。
     爪先に違和感を感じた途端(★瞬間/と同時に)、視界がぐりんと回転した。

     等々が、出だしの推敲例。
     四番が面白いんですが、なんで没ったんでしょうねぇ。
     で、ついでにサルベージしてきた「灰からの歌に」を引きずっていたバージョンを隔離内に格納してみましたー。

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    旅人、もうひとつ、ふたつ

     ジャンルの話。

     純文学寄りだそうな。でもどうやら担当者の中でファンタジーは児童文学か少女小説らしい気がするので話半分。
     白沢さんはゲーム寄りだと思っていた。落としゲームによくある関係性の作り方だと。ことキャラだての仕方はラノベ風味だけれど、多分文体が純文学に寄っています。
     ギルベリアの暗さと、棺桶背負った旅人の難しく考えすぎて駄目駄目なところはこういう文体がいいんではないでしょうかねぇ……。
     造語と、漢語が結構入っています。この造語の連発加減は本当にラノベのテンションだと思うのですが如何か。


     描きたかったものの話。

     三人視点の語り。ただし、見た目は一人視点で一貫しているかのように見せたかった。スイさんの所為で頓挫。でもあのシーンがないと何もかもが中途半端になる気がしたんだ……。

     そこにある生活空間。
     ファンタジーを読んで、いつも気になっていたことが。
     何故他民族同士であるにもかかわらず会話が成立する? と。
     超仲悪いドワーフとエルフが何故人間の言葉で会話しているんだ? とね。古語としてのエルフ語、文語としてのエルフ語がよく出されるということは、本来エルフは口語のエルフ語を話すものであり――そして大概人間との交流はしてないので――人間世界の言語は覚える必要がないもので、長い寿命があったってなんでそんな無駄に言語覚えて人間と会話しちゃっているんだい? 犬猿の仲のドワーフの言葉もよく読み取りますよねー。
     で、仮に共通語があって、規格を作ったから話せるのよ、としても。
     その統一規格作るために相当紆余曲折があったと思うんだが。
     その土地上の人口シェアが人間90パーセント以上なら共通語的なものが人間の言語になるのは仕方ないとして、方言とか、所有単語数とかどうなっているんだろう……。
     雪が降らない地域にどか雪とか細雪とかそういう必要がない単語が発生するだろうか。雪、という事象を読むために一単語ぐらいはありそうだけれども。
     何故そんな地方色が強すぎる会話にもみんなついていっているんだい? と思うことが多々ありました。
     気にすんなって話ですよねー。
     ファンタジーの設定に、所属世界が違っていても会話は原則的に通じる、言語は同じものを使用する、っていう設定があるんでしょう。あと、その点に重きを置いていないので省いた、とも考えられます。
     神坂一作品に思念読み取り翻訳機がありました。これで一応、思念そのものを読み取れば現地語に翻訳可能なので、同地域のほぼ同じ文化圏であれば異世界の人達の話が通じてしまうのは納得できました。
     あるいは、作品がはじまる前の時間に、みんなが頑張ってお勉強していたのだと。
     でも、その世界にないものを翻訳するのってどうするんでしょうね。
     日本語ページを英語に翻訳するときに稀に出てくる「よくわかんないからそのまま日本語表記なんだ、てへっ」と同じで音だけ汲み取れるのでしょうかね……。
     ああそう、異世界ものの言語習得はひかわきょうこの「彼方から」の序盤がいいなぁ。ここからはノリコが頑張ることにしたので日本語が特殊フキダシになる、っていうのが。音だけとって、学習するのが本当にかわいくて。失敗の仕方がものすごかったですがー(笑) 「のだめ」のフランス語習得も似たような感じ。
     なので、アッシュくんには思考プロセス「ちょう翻訳」を搭載してみました。スイさんは「察しの文化と知識力」搭載。

     アッシュくんとスイの言葉の違いは「マイ・フェア・レディ」です。話し言葉を聞くだけで、その人がどこら辺に住んでいるか当てることができる。
     あとは、ピアノと、途方もない話。
     なんでも与えられると、なんでも可能性があると示されると、何故だか立ちすくみやすくなる上挫折しやすい。ひとつしか道がないのなら迷わず進める。それ以外がないから。そして、駄目だったらそれまでだから。けれども大概のことはそうではなくて、いつだって二択以上の可能性があるし、そして駄目になったとしても、そこからのまだまだ先がある訳で。
     そして、社員数の多い会社と少ない会社の面接のいくつかで見聞きしたのだけど「大企業の中では一社員の存在は軽い気がする」「中小ではそんなことはなくて、ほとんど家族のように接してもらえる」らしいですね。通説は。有り余ってどうでもよくなり、ないものに近くなる。あればあるほど、あるってことに近寄っているはずなのにね。

     本筋と関わっているけどあんまり重なっていないモノとして、識字率や貧困が少し。思想と生活習慣かな。

     テーマなんじゃね? の話。

     担当者の曰く、探求。うけるんじゃないの、自分探しとか流行っているから。
     それはあると思う。探すどころじゃない人とか、とっくに探しきっている人がいますが。
     ああ、そうだ。書き始めの当初は想定していなかったのですが、書いているうちにある道徳的な言葉に対する反感を盛りこんでしまいました。全否定する訳ではないけれど、裏読みすると逃げ道があるぞっていう、言葉って難しいね的なことで。
     書かれること、それを否定することを提示し、また書かれていないことも同時に提示するので。
     まあ、テーマって視点をどこに置くかで変わるものね。
     白沢さん的テーマは10以上ありますので解説しない。技術面でのテーマ(というか御題・制約)は書き連ねられますが、思想的テーマはどうしようもないですね。書きようがない。

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    旅人、やけこげた

     本日の更新

    書倉庫→旅人の歌、は→ 『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Grey 焼け焦げた】
     本編第一章。40*30の日文体裁で2ページです。……いえ、1ページと3行です。
     二学年時に取った講義の中で、「原稿料とは原稿用紙何枚か・またはある体裁において何枚かによって決まる」「それに同じで、規定枚数を超過すればいいのである。そこに書かれているものがなんであれ、仮に、一文字であったとしても」という悪い話を聞いていました。
     収まりが悪いのでやりたかないんです。そういう手段使ったとも思われたくないし。でも、一枚にまとめたかったけれど叶わなかったので、そんな話を思い出しつつ、二行分くらいなんとか増やしました。

     サイト掲載にあたり、ルビを悩みましたが
    1、平仮名に置き換えても構わないものは平仮名に。
    2、ルビタグふりでいきなり推奨文字サイズが「大」になるんだぜ
     っていう扱いに落ち着きました。

     作品そのものに関しては、そうですね、あらゆる意味で序章的なものを目指しました。他の章に比べて総文量が少ないことも、また「彼」が視点であることも。

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    旅人、こがれて

     すでにあるものとの話。
     お手本にしたものはの話。


     お茶を濁しまくりの回答をしましたが、やけこげはあんまり見ないお話と言われました。日本の戦後文学の方だからか、それとも本当に少ないのか量れませんが。
     そもそも、どの点においてあんまり見ないんでしょう。はて。

     ファンタジではありますものの、剣と魔法の世界ではありますものの、視点人物が向かうものがその辺ではありません、ということと了解して以下つづってみようかと。

     幻想世界は必ずしも中世西欧風である必要はなくって、また上代~近代日本風の必要もなくって、結局のところ、あるように見せかけられれば何でもいい気がします。中世ヨーロッパ風というと解りやすく、またすでに読者の中にある中世ヨーロッパのイメージを借りれるのですが。
     それから時代が離れていることが、そも異世界のようなものなので余計にファンタジの舞台じみているのかも。
     でも、そんなものはない、訳ではない、気がする、ような、あたりまで思ってくれる世界でいいんじゃないでしょうかー。現代ファンタジだってアレソレでありますし。

     テーマ書くのに不要だったら、俺の中でこの世界は思いっきり剣と魔法なんだぜ! と思っていてもその情報スルーしますしね。
     世界設定自体はそんなに多くのものとの相違はないのですが、うん、その辺だまっているだけですね。うん。聖王教会のあたりでは所謂モンスターじみたものが闊歩していて教会騎士に駆逐されていますが、そんなものどうだっていいことですので。ソルが浴している思想系統の説明なんかが追加できると思いますが。
     さらに、その辺を書いておくともしかしたら、某方の状態を某方自身が背徳的と考えるかも知れませんが、某方自身の内面まで視点が踏みこまないので描けないし。


     あ、ずれた。


     そのながれで、描写のお手本にしたものはの話。
     直球で、お手本なあにと聞いた担当者を殴打すべきかと思いましたが、その辺さらしましょう。ぱくりといわれるだろうけれど、
     町の様子とかのお手本……ぱっと思い浮かばなかったので「ナルニア?」と申し上げましたが、ナルニアはナルニアでも、原作小説ではなくて映画の方かも知れないなと思った次第です。今回の更新物ではありませんが、建物の中を歩く移動はいかにも西洋的な、あるいはお城・城塞的な雰囲気であります。
     他には、ちょっと言いにくいものが。思い浮かべながら書き書きしたものを思い出せる限り。

     一章は何かどっかの映画で男性俳優が寝転がってるシーン(死にそう)。
     二章冒頭はフォーチュンクエスト外伝のパステルが馬車に乗ってるとこと、トトロの引越荷台の画面――徒歩に変更(笑)
     その辺の樹木は北海道の観光バスのお姉さんの「ダケカンバ」「白樺」「赤松」「笹」と箱根で見かけた松の幹の極太加減。
     ピアノはお風呂の水面で遊んでいたら出てきたものだけど、どっかで似たようなの見た気もする。
     お食事の話は、多分あのマンガとあのマンガ、うん。
     吟遊詩人の威厳はFateホロウのランサーの身の上話から。
     チェロケースは多分コルダのクラシックファーストレッスンか、設定資料集の志水君のページ。
     あ、あと消失点が見える云々は「ああっ女神様」だね間違いなく。床だけ無限じゃないトコとかも。あれを見たとき、延々続く畳が見慣れている分怖ろしく感じました。でも存在不確定生物かわいいよ。
     あなたが信じてくれるなら、はPaperMoonの歌詞の印象かな。
     話全体の構成と仕掛けは、エンデのはてしない物語。あの、非常に夢見がちで皮肉的な物語が好きです。ここに読者がエンデ著の『はてしない物語』を読み、その中でバスチャンが『はてしない物語』を読み、「作品内『はてしない物語』の中の世界」で物語を物語るという。
     ギルベリアという都市の坂道っぷりと円形脱毛症自体はゴンドールです。
     書きたい風景を思い浮かべて、んでもって設定煮詰めればおのずと参照すべき先行文献が浮かびます、が。ちょっと今回映像系参照しすぎましたね。昔見た映画とか世/界/遺/産だとか何とかの旅系だとか。
     ああ、そうだ、何となく夏目の「倫敦塔」を意識してしまったかも知れません。とりわけ、その否定的な部分で。
     そうそう、あとは想像力?
     ギルベリアが肥沃な土地でなく、冬で、雪ばっかりで、白い背景に比べて町の建材は総真っ黒、純黒――ならば常に光源は少なく、建物の入り口は一階だけでなく高層階にもあり、描写される部屋は暗く、屋外に出ないと開放感もなく、そして魔術師の都とくれば町全体が魔法陣であったっていいじゃないか。土地が豊かでなければ食材が限られるし、ということは輸入ルートが随分整備されていて、保存食の調理法が多様なんでないか、みたいな。
     普通のお宿は町に入ってすぐにあるだろうけど(RPG的に)、巨大図書館があるなら図書館近くに専用の宿舎があってしかるべき(特に冬場はとざされるなら)などと考えていれば描写は浮かびますよ。

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