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    紳士は眼鏡をかけて傍らに立ち、

     微かに笑う。紅と金刺繍の少しいたんだ幕を垂らし。樫の椅子になめした革が張られている。肘掛けの正面には紋章が彫りこまれていて、広間の松明の明かりが陰影を刻んでいる。
    「して、いかがなさいます」
     問うた先、椅子の上に主はいない。


     という夢を見たのだが、前後関係がまったくわからん。
     夢の端っこは違わずがっつり摘み、寝ころんだままで何度も反芻しないと消えてしまう。起きあがったらもうおしまい。何にも返ってこなくなる。
     端っこを摘みとることはできても、がっつり掴めなかったときは、こんなワンシーンの――しかもところどころが虫食いになった画像しか持ってこれない。
     寝返りを打ってもだめ。誰かと話をしてもだめ。
     目が覚めたそのままの姿勢で内容を繰り返すこと三回、起きあがって書き留められればさらに幸い、持って帰って来る記憶はちゃんと保存したいもの。

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