ナルニア観てきました!
四人の主役が普通の子ですごくよかったです。
一般公募の吹き替え声優、という点が怖くて、字幕版を観ましたが。
あれ? でも吹き替えに智一さんが出てる……?
ナルニアといい、指輪といい、以後のファンタジーに多大すぎる影響を与えたこと、実写みるとひしひしと実感できますね。
もとから影響受けない作家はいないよな(もしくはこの作品と同じことをしないでいる作家は)、と思ってましたが、今まで読んできたファンタジー漫画のあのシーンとかこのシーンとかが思い出されました。
例えば、「聖☆ライセンス」のロビンとコーニーの出会いシーンね。
衣装ダンスの中はあこがれですよねー。
入ったことがある白沢です。
押し入れの中で寝るのもあこがれですよねー。
寝たことがある白沢です。
扉を開けて。
焦がれてやまないところです。ときめくところです。
でも、ここまで「うわーうわーうわー」って言えたのは、原作を読んだのがかなり前で、内容を半分くらい忘れていたからだと思うの。
映画化で常につきまとうのだけれど、やっぱりね、思い入れがあるほど――特にナルニアは想像力によっているところが大きいし――映像と自分の中での図が一致しない、好きなセリフが変わってる(仕方ない。喋りのリズムと活字のリズムは違う)ことがあるので。
読んだことがないとか、あんまり覚えていないとかの方が、素直に楽しめると思う。
ポタのゴブレットを、観ればそれなりに満足するのだろうけれど、多分、肝心肝要のあの人の像がずれていると思うから、観ない――様に。
あ、そうそう。
字幕版、ルーシーの「悲鳴」がいいと思います。訴えるときの叫び声とか、泣き声とか。
本当に驚いたときの、一拍より遙かに短い息のつまり(なのに既に声は出ている)と、クレッシェンドのかかり具合。
ポタ(賢者の石)の――吹き替えだか字幕だか忘れたけど、悲鳴とは雲泥でした、よ。
ポタのあのシーン、めいっぱい興醒めさせていただきましたから。

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