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    百花、サンドイッチはどこまででっかく

     物凄く久しぶりの、In the bulbです――本当にアシュにかかずらいすぎた。

    【In the bulb.3 結界】
     しろい狐が、こう、書いてて凹んできました。どう凹むって、どうしてもこん太に思えてしまって。うちのぬいぐるみですけど……。なんかこう、胸がきゅう、と。そのあとの茶色いこんたはきゅんきゅん。
     いいですよねーキツネ。
     
     それから春日井さんちの居候少年。
     ……彼のまともなところを初めて書いた気がします。
     いやあの陽羅とか月紗で「愛してますよ聖兄さん」っていっている人なんですが。
     設定整頓部屋にいるとおり「春日海都」がフルネームでして、春日井さんは大叔父さんになります。大叔父は先代春日当主の末の弟さんでして、じつのところ現当主とそんなに年が違わないのです。ま、若いんですよね。聖は居住地が田舎である+滅多に本家に顔を出さない=隠居爺呼ばわりをしています。
     あ、先代当主さまはまだご存命です。

     降夜に続いて結界。間に邂逅をサンドして、次の章舞台はまた邂逅と同じ――いわゆる現在(2004年)の関東に移ります。

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    手を入れない難しさ

     ぶっちゃけもう書き直したい衝動に駆られている【『Ashley Grey』Ashley G Ray】の無加工版をお届け。
     誤字訂正もないです。何にもいじってない。提出時まま、ついでにルビなしです。エンターキーを改行タグに変換・jtdファイルからテキストへ
    変更・HTML化しただけのものです。

     今回追加掲載された作品は以下のとおり。

    【Grey 焼け焦げた】
    【Gilberia 学都の雪白】
    【Akashic Records 黒塔】
    【Sol なにものでもない音】
    【Sol La 空のてのひら】
    【Sui Lan 水藍鍵盤】
    【Ash 灰から】

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    しゅうせいきろく

     表の更新ではないので。
     いや、修正しすぎてわからなくなっているのも正直ある!

     多分……
     設定整頓部屋→旅人→スイ、アッシュ
     書倉庫→各扉
     書倉庫→陽羅、月紗、Retro、改行間隔変更
     top→修正履歴削除
     top→allをMOREに変更

     他にもある気がしないこともない。



     そして本日の更新。


     創作絵→Retro→百十八番

     西村佳純。に、にがついつか以来の絵の更新です……!
     絵のストックはあるんだ……! でも手元にスキャナがないんだ!
     給料日までスキャナとプリンタお預け!
     おうち帰ったときにせこせこ作業することになりそうですね……。

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    版権、ジュンイク・ジュンユウ……否、荀一族ついでにテイイクとかも嫌いです

     本日の更新。

    版権→一応こーえいゾーン
    【朱】

     文若と孟徳どの……。軍師が活躍しにくい無双ですから仕方ないこととはいえ、なんでいないんですかジュンイクさん……。あなたのことだから素敵なお衣装とすっと伸びた背筋で戦場を駆けめぐってくれると信じているのに。真無双2ですか、あなたが一般軍師系統一グラフィックで現れ、赤壁で軍師キャラらしく不利になった途端くるっと踵返して逃げ出したのみた時にはなんていうか泣きたくなりました。ちょ、嘘、あの美人で格好いいジュンイクさんに統一グラフィックだなんて許せな、い。郭嘉の統一グラよりショックでした。ああ孟徳どのから惜しみなく注がれすぎた寵愛はどこに。真無双シリーズでは、あなたとジュンユウさんの区別が本当につかないんですね、めそめそめそ。たまにどちらが年上で甥でおじかわからなくなるなんて秘密です。ちょっと混乱するんですよ、許して下さい。その前に見ていた決戦2でジュンイクさんが男装の麗人兼ヒロインだったものだから無駄に期待が高かっただけでしょうか。そうですよね、テイイクなんてテイイクなんて。ああ、そういえば徐庶も統一グラだった気が……。統一グラでなくても地味なんだあの人、見つけられないんだ。もうジャンルに無印無双とか加えちゃうぞ! そっちにもジュンイクさんはいらっしゃらないけれどねー。そうそう。版権のジャンル、小話は「俺屍」「こーえー系」で分割されています。あと白沢、國志のころにはまったので、必然、語りのネタとかが真無双でなく、演義・正史寄りです。語る声優ネタもCDドラマコレクションズとかいうヤツです。一番近いのは決戦2です。ご了承をお願いします。

     しまった。忘れていた。
     これは演義や各種の説ごった煮的な、底本は爆笑三國志……。急に思い立ったので、研究する手間を惜しみました。ごめんなさい。前々からあるていど日本語訳とかにはあたっていたのですけれども、でも、その、思いついたのが提出日の二日くらい前だったのでね、確かめに行ったり引っぱってくる文章をきっちり用意できませんでしたー。
     ジュンイクさん、諸説あるので白沢の中でも一定してなかったのですが……なんか掴めたような雰囲気?
     うーん、難しいですね。国語の問題で一度もこの答えに逃げたことはなかったのですが、考え詰めるとこの真実ではない真理の言葉を口にしたくなります。

     問、この時の○○の心情(考え)を述べよ。
     ――それは○○さんにしかわかりません。

     ただ、この問題は真理を聞いているのではなくて、作者の制作意図を類推し、くみとれってことなのでね。正答を答えることが目的ではない。
     制作者の意図と登場人物の意図がもつれた結果、文章として表れるのだから大変ですね。

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    陽羅、足許を通り抜けるすずしげなかぜ

     昨日の更新。

    書倉庫→陽羅の響い→2001年
    【すずやぎ】

     西村香澄中学一年。夏です。彼はたいがい夏に生息しますね。初夏(梅雨)と盛夏。たまに年末年始。

     久しぶりの、旅人以外の更新です。そして、文が短い。すくろーるばーがおおっきい。すてきだ……これがwebですよー!

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    旅人、死して生じる。枯れたあとの球根につぎの花があるというなら

     本日の更新。
    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Light-Right for you】

     for何とかの方向性ほど迷うものはありませんが、アップ直前に画像の下にテキスト追加してみました。

     この間カラオケに行って、懐かしい歌を歌ってみたところ。
     Last In My Winds(ヴァイスクロイツ)に非常に被った内容を書いていたと気づいて撃沈しました。むしろ爆笑? ああ、何か語呂がいいと思ったら中学とかに青春捧げたあれでしたか……と。
     意識していたのはエンデや聖ライセンスやネオロマ諸作品からもらってきた心情だったのですが、あーこれも確かに白沢の主義主張を形成したものだったな、と思いましたです。この作品では本当に自分の再認識をさせられまくりましたね。
     思春期はいる前にアンジェリークに出会っていたからこそ多分非行に走ることなく、聖ライセンスとか勾玉とか読んでたから自殺しようと思わなかったし誰か殺そうとも思えなくなったし、そういうもん叩きこんでみたわけですが、やっぱり、好きになる作品はどっかしかで繋がった解釈しちゃうんですねー。
     白沢はよく「俺的(作品とかキャラとか)イメージソング」を考えたりしているのですが――忘却へのオマージュは有川譲イメージソングだとか、慟哭の雨は弁景だとか、これはもしやするとこの曲でいいのかも知れません。この曲だと思っていたのかも知れません。
     久しぶりにひっぱりだして、引越を前に捨てるかとっておくかでひとしきり悩んで「いやでもみっくん歌ってるし」と、最近身に染みた事実を思って「とっておく」を選択したので。
     今となってはあの絵が使われた作品売っていませんしね……。



     今作品カギ括弧の登場人物、アウト分も含めて考えられるの一覧。
    アッシュ・グレイ
    アシュレイ・グレイ
    アシュレイ・グ・レイ
    スイラン
    ソル
    ソラ

    ジョン・スミス

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    旅人、空を見上げていたものは人の人生を砂漠の中からすくい上げる

     本日の更新。
    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【G Ray 灰の灰色】

     秘密結社エリマキトカゲ♪
     やっと創作中に名前が出てきたので管理人ひとりだけ嬉しいです(あれ、同じことをつい最近いった気がする)。
     前半戦第二ファイル【研究室にて】の対。
     この物語の著者でシメです。想定上、本作品の本編自体が作中作という扱いでした。最初は。なので想定上。
     白沢が書くアシュリ少年がアシュレイの物語を書き、その物語の中でスイやアシュレイが本を読んで、その本の内容を引用している。入れ籠籠籠式物語だったのです! 理論上は。
     エンデのはてしない物語っぽいのが書きたい! って発想です。構造面でのみですが。

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    旅人、その日ヴァイオリン弾きは

     彼が見上げた空は灰色だった。ああ、と思う。なぜ、とも思う。
     薄曇りの空も光が透けて美しい。厚い雲の中には慈雨がある。
     そう教えられていた彼の空はいつだってあたたかく慕わしく心安らぐ――愛おしいものだった。

     本日の更新。
    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Lay 置いてきたもの】

     LeyではなくてLayです。
     今回の更新以降は、本編から零れた分です。
     これらも入れると枚数換算どうなるんでしょうね。でも、多分300は越えないでしょう。……紙媒体だと短編・人によっては中編扱いなのか……。Webでは体感的に長編と錯覚しますが。
     検索のカテゴリ登録をちょっと迷いますね。

     このこどもには家庭教師がついていたと思います。
     習い事が多い気がします。
     後書きで触れていることによって、あと本編中のことから、本日おねだりして市場に行ったと。そんなおはなし。
     おいてきてしまったものがどうなったかは、その後彼がどう思っているかは、チラチラと他の小話で触れております。なんかその辺で察してくださいとしか。
     この記事冒頭のあたりから、他の似通った経験者とはあきらかに違う土壌で育てられたんだなぁ、と書いててしんみりしました。他のものとは時制が違っていたりして、もののとらえ方や経験の違いを教えられるような気がしました。

     少年、御年は……いくつだ。
     えっと、一般に15歳になる年に中等科(専門校/訓練校)卒で学科は四年制で。
     ってことは11歳で入学してその年12歳になるんですよね。
     で、順位振り分けの予科があって。これが10-11だろ……?
     10になる年で初科(一般教養/共通語教育)が終わって?
     初科が設定上6年制だったけ?
     選択開始が4年以降で?
     からまった。ええと、初科が4歳から。初科に上がっていて適性が見えたあたりだから確か7・8歳?(ぜんぜん確かじゃないな)

     中等科以降は就学義務ありません。いわゆる専門学校であり、(一応中世っぽいファンタジだからね/家業を継ぐとか)自宅で修行できるならそちらで。
     このあとにごく少数(そして職業にもよる)の高等科があって、教導免許・国立なんとか所属希望・研究院・とかそのへんの。総合高等と専科高等がある気配です。一応研究院の最高峰がギルベリアの黒塔ということになっているはずです。
     ただー状況次第でいきなり専科とか訓練校と初科同時進行とかあるようです。専科については二期定時で運営されているようです。
     初科の授業時間は基本的に午前中で、午後は課外活動っぽいです。その空いた午後に訓練校とか中等科の授業つっこむんですねー。

     ただし、ここまで整っているのは「~都」と称されるほどの大都市だけで、他は寺子屋的初科のみです。専門科目は実地で学べって感じです。その寺子屋的な学問所は共通語教育があるので「教会」と呼ばれるとかなんとか。ギルベリアの組織は、共通語教育促進会、略して共教会、更に略して教会ですので。

     楽院のカリキュラムももそっと妄想したんですよ……。途中で使いどころがないことに気づきましたが……。

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    旅人、くさはらの国から

     本日の更新。
    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Ash 灰から】

     この章の前半のようなところを書くときが一番楽しいのかも知れない。
     けれど、ひたすら会話文も楽しい。
     つまりなんでも楽しいんですかね、これは。

     今作品では基本的に調や音の名はドイツ語表記です。
     共通語の元であるギルベリアの想定が英国とドイツだからです(笑) あれ、離れているよこの二国家。ドイツで言えば南方の、山の寒い地方。イギリスからは――石組みの云々だとか、作中でまったく示せなかったのですがギルベリア領内の丘だとか湿地帯だとか、の印象のみいただいております。行ったことないもん! あとは人の随筆読んで想像広げたもんビバ嘘っぱち120%
     これでいきますとスイさん一族の出自はシルクロード沿いのどこぞのオアシス、アッシュくんは、音楽の都と言えば月森れんれんや王崎先輩が出かけてったところ――と申し上げたいのですが。
     初期ではあの土地ではなくてイタリアを想定してましたので「楽都は学都よりも明るい雰囲気」であり「アッシュくんが転がっていても充分生き延びられる気候」で「水路を挟んだ向こうに」色々見えて「スイさんは舟に強い」のです……。
     それはエレアノーレになってしまいました。なんとなく、位置関係的にもそうだったので。現実世界の世界地図と、あの世界の地図は一致していませんが、ニール・ティンダル氏には過酷な山越えをしていただきました。

     あ、夏なら大丈夫か。夏なら平気だ。最初秋のつもりだったから、それ引きずっていたわ。
    「だが、じきに雪が降るという。そうしたら多分このまま死んでしまうのだ」
     寒さへの恐怖感をよりもたせるなら、温暖なところで転がられてもなぁ、って判断です。

     焼き畑の有効性、野犬避けの柵は必須、肉きれとか枯れ草とかもいい感じの肥料になったりならなかったり。作物によりけりですね。土地にもよりますが。先の作物が使ってしまった養分やその土地にない栄養分を足すのが肥料ですからね。
     肥料なくても勝手に生えてきて勝手においしく実ってくれるたくましい子もいますけどね……関東だと柿ですか、それは。誰が管理しているのかも解らない木とかあるようですよ。
     うちのも困るくらいに元気です。枝を打ちすぎてしまった時くらいですかね、ならないの。あと裏の年。
     あとみかんも無駄になってくれますね。お店のよりすっぱめだったりするので人にお裾分けを勧めがたいのが難点ですが……。

     物語で物語りたいことを決めて書いたあと、小ネタや章立てを後半部にすべて収束していくように手を打ってきたので、なんかこの話、パズルか将棋をやってる気分でした……。あとは七並べ……。

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    旅人、お終いを告げる

     本日の更新。
    書倉庫→旅人の歌、は→『Ashley Grey』Ashley G Ray
    【Sui Lan 水藍鍵盤】

     あのルビは――今の時代クロトと読む人が多そうな気がして。特に文芸部ズ、身内宛への牽制なんですが提出版にもルビ振ってあります。青春、朱夏、白秋、ときたら玄冬です。一太郎では出ませんね。

     冒頭引用図書。
     サイト掲載にあたり、材料についてちょちょっと訂正。來鬼に関しましては朱紅いおめめのあの方がそれなので、提出版もこんな記述でした。
     サイト的には、この記述を彼らが読めたということが「すでに天都風が解決している」時間帯の物語であると示す要素です。【Sol La】でスイさんが白琳と口走っていますのは、この書の筆記者の関係。本を探すシーンで示しているとおり、この本の原本はスイさんの家にあって欠損部以外は読破済みなのでした。
     欠損部には「ああそうだ、認めよう。私は鳥を好いていた」とか何とか書いてありました(笑) 本文中に入れられなかった要素です。入れたら、また面白い効果を発揮したかも知れませんね。
     いつぞや日記で語りましたが、「LR4U」で「えるあーるふぉーゆー」つまりは「君のために、君に捧ぐ」と読みます。どうやら一族ポエム脳のようです。
     蛇足ながら、スイさんはこのひいじいさまに似ています。

     一条ゆかり「有閑倶楽部」のどこかの巻に画家の青年・画家を気にかける女の子・肖像画を依頼するお嬢様、の三人が出てくる読み切りマンガが収録されていたと思うのですが、確かその中でお嬢様が自室にいるのを見た青年が自室の汚さとか貧しさ、食べかけの「三日前のパン」を見つけて衝撃を受けていた気がするのですが(ですが、が多いな/だってもうコミックス手放したから確認取れない!)、以来白沢の中で生活必需(というか主食ですね)の品が傷んでいること・かつそれを食べてしまえること・または品質が悪いことが何かのスイッチになったようです。
     まあ実際、乾いてしまうだけで三日前のパンはよゆーで食べれるんですがね……。現代のなら、素でもなんとかいけると思います。かたくなりすぎたら卵液やミルクに浸してトーストにするとか、切って二度焼してラスクにするとか、色々方法があります。
     小判の金含有率を下げたりとか、江戸幕府がやっていましたね。ないものを水増しする時ちょっと質が落ちるものをプラスするのです。……もしかしたら、聖書のあの箇所もパンと砕いてふたたび粉状にし、そこに他の食材を交ぜて焼き直した(にしたって限度がありますが)のかもーと今思いました。あそことあそこの行間に三十行ぐらい追加すればできると思うんだ……。
     すれた。一番わかりやすいのはひえ・あわの食事。雑穀米は今でこそ健康食品ですが、栄養価が低い・燃費がイマイチなので、米が食べられないからかわりに食べるもの――米が足りないから足すものですよねー。だって雑穀ですもの。
     以上、最初の二行。
     この段落が、前々から引っかかっていたことの揚げ足とりであります。
     はじめはこんな展開になる予定ではなかったのですが【Akashic Records】で「叶うことを信じてしまおうか」とアッシュくんが思ってしまったがために、平行線の言い合いを長くできなくなってアッシュが自ら気づく展開になったものであります。

     「一挙手一投足が他者に如何ほどの影響を及ぼすものか、推し量れないならこどもだわ。でなければ愚物。人間ひとりを生存させようと世界が払う労力を顧みない命は暗愚」
     こういう台詞を書くから、この話書いている最中どんどん凹んでいったんだよなぁ。あ、最中で思い出した。「さいちゅう」「さなか」は読み違えられてもまだいいけど「もなか」は嫌だよねって話がどこかで出ました。これを口にするのが誰か、と思えばなおさら。
     カギ括弧内の発話者はこの作品、非常にわかりやすいです。
     カギ括弧を許したのは旅人、ピアニスト、ヴァイオリニスト、楽曲屋だけですから。他は全部、地の文にさげています。それから実をいえばピアニストも、さっくりざっくりカギ括弧を剥奪されています。

     この章までで、多分予定していたすべての「そら」を提示できたと思います。「空(そら)」「空(から)」「空(くう)」「SolLa」「ソラ」「そらで書く」「(感嘆詞の)そら」「そらんじる」「絵空事」だとか、たくさん言葉で遊んでいました。

     コートの前を開ける。
     コートの前を開ける!
     どこまで趣味に走るんだ白沢、と打ちこんだ自分のお手々に尋ねましたが答えはありませんでした。【Gilberia】から最後まで、いちいちコートに自分の萌えを詰めこみすぎた。ああそうさ、ゆのきのコートの着方、寒すぎるだろあり得ないとか言いながらも、あのスタイル好きさ!
     彼は車に乗るのでコートをキッチリ着ないんですね、きっと。
     この章段もなんですが、全体的にサイト掲載のためにヴァイオリン弾きとチェロ弾きの親密度が上がっています。違う、親密度の高さをあらわす文章が増えています。提出版では、本当にピアニストは彼らの間柄を最後の最後まで「あっれー?」くらいに思っているんですが、サイト版はもっと彼らを見つけています。察しがよくなった。あと自分以外のものに目を向けた、ということになるのかな。

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